今回は、よく頂く「タンク・配管」の加熱について考えてみます。
タンク(配管)にヒーターを巻き付けて加熱したい
たとえば、とあるタンクに何か流体が入ってきて、そこでヒーターを使って流体を温めたいとします。
出口温度はこの温度にしたい、配管径はこのくらいにしたい。
目的によって、様々な条件が、弊社には寄せられます。
電気ヒーターを巻き付け、配管内の内容物を温める場合、まず配管を温め、その熱を内容物へ伝えことになります。
そのため、配管にピッタリと密着出来るものであることが求められます。
具体的には、様々なヒーターで加工が可能ですので、その温度域や使い勝手から、目的に最も合ったものを選ぶことができます。
実際にどんなヒーターの選択肢があるのか?見てみましょう。
シリコンラバーヒーター 配管の外径のように、Rが付いている者に巻きつけるのに最もポピュラーなヒーターです。 シリコンラバーは大変軟らかく、配管内の保温に最適です。 | |
バンドヒーター シリコンラバーヒーターより高温域で使用したい時に向いているのがこのバンドヒーターです。 マイカで絶縁を確保したヒーターを金属板で押さえつけられるため、密着がよく、取付も簡単です。 | |
マイクロ(細管)ヒーター バンドヒーターよりも温度が高いとき、マイクロヒーターという金属パイプ状のヒーターを加工し、使用することが出来ます。 様々な太さのものがあるため、簡単に曲げて取りつけることも可能です。 | |
チューブラカートリッジヒーター ドイツの提携先であるTurk+Hillinger GmbH社製品で、高絶縁性能を誇ります。 高い温度域での仕様が可能で、弊社工場で自由な形へ加工することが可能です。 |
様々な加熱方法が
様々なヒーターをご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
もちろん、ここで紹介したヒーター以外にもいろいろな選択肢があります。
例えば、タンクに巻きつけての加熱は、間接的な加熱になりますが、配管内にヒーターを入れ、直接加熱が出来れば、より効率も上がります。
まずはご相談をお待ちしています。
最適なヒーター選定を!
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