身近な「へー!」を集めようということで、今回は“圧電素子”の話です。
圧電素子とは?
圧電素子(あつでんそし)とは、圧電体に加えられた力を電圧に変換する、あるいは電圧を力に変換する、圧電効果を利用した受動素子で、英: piezoelectric element の読みから俗に ピエゾ素子ともいわれる。(Wikipediaより)
なるほど分からん。
要するに、圧をかけて形を変えると電気が流れる。
あるいは電気を流すと物質自体に圧がかかる(形が変わる) そんな物質です。
身近な例だとライターに使われてます。
カチッと着火する、あの「カチッ」の部分が圧電素子になっています。
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圧電素子は他にも、時計や携帯電話、医療機器などにも使われています。
中でもインクジェットプリンターのプリントヘッド(インクが出るところ)では、ライターとは逆に、電気を流すと形が変わる性質を応用しています。
プリントヘッドにインクを貯めておき、微細な穴を空けておきます。
電気を流すと圧電素子がミクロな針のように突き出し、インクを穴から押し出すことで、印刷される仕組み。
穴と圧電素子を無数に並べ、電気を流す箇所を任意に変えることで、オンデマンドかつ高精細な印刷を実現しています。
ちなみにインクによっては温度により印刷の精度が変わるため、KAWAIの熱が一役買っていますよ。
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